Tabula Technica
(タブラ・テクニカ)
IT仕事地図(Creativa版)
「IT仕事地図(Creativa版)」は、
“はじめてITと出会う人”のための、感性のコンパスです。
利用にあたっての制限はありません。
社会のあらゆる場所に“ことばの架け橋”が届くことを願って、公開しています。
教育関係者・企業・子どもたちに関わるすべての方に、
どうぞ自由にお使いいただけましたら嬉しいです。
いつでも、どこでも、この小さな灯を届けたいと思っています。
活用のご報告や感想などがあれば、ぜひお知らせください。励みになります🌿
Tabula Technica
(タブラ・テクニカ)
意味:技術の地図
- *tabula*(地図・図表)+ *technica*(技術的な)
✦ この地図で目指すこと
**子どもにとって**:「自分が立てそうな場所がある」と実感できる
**企業にとって**:「将来の仲間を育てる観点が見える」
**教育委員会にとって**:「授業づくり・職業講話に繋げられる具体性がある」
✦ サブフレーズ
🖥️ 「プログラマーより、“問いをつくる人”になってもいい」
🔧 「ITを守る仕事は、気づかれない優しさ」
📊 「数字と人の気持ちの、あいだをつなぐ仕事がある」
この地図は、“職種”ではなく“あり方”を描くコンパスです。
Tabula Technica
未来に開かれたIT職業観マップ
技術のまなざし、未来の支えかた
カテゴリ
職種名(一般名称)
子どもに伝えるとき
企業・教育委員会が注目すべき視点
つたえる人
ITインストラクター/ヘルプデスク
「困ったときに、一緒に考えてくれる人」
共感力+実務知識の教育支援人材として注目
つくる人
プログラマー/Webデザイナー
「アプリやページをうごかす、ひらめきの魔法」
若年層の“創造力”と社会接続力の育成が鍵
つなぐ人
ITサービスマネージャー/SRE
「みんなが安心してデジタルを使えるように守る人」
SLAやPDCA的発想を育てる思考教育の導入に有効
はかる人
データアナリスト/UXリサーチャー
「『みんなの声』を見えるかたちにする人」
「情報を読む力」と「問いを立てる力」の育成モデルとして使える
そなえる人
情報セキュリティスペシャリスト
「未来のトラブルをふせぐ、デジタルの守り人」
情報モラル教育と倫理観の実装連携ポイントに
そだてる人
IT教育コーディネーター/研修設計者
「“どうやったら伝わる?”を考える先生みたいな人」
教師と企業の橋渡し役として、キャリア教育連携の中心に
未来のIT人材って、どんな人だろう?
ロボットをつくるのが上手な人?プログラミングができる人?
もちろんそれも大切だけど、これからは少し違う“チカラ”が必要になります。
例えば―
人の気持ちを想像できること。
AIやテクノロジーが、誰かを困らせたり悲しませたりしないように考えられること。
そして、自分が選んだ情報で未来を明るく照らそうとすること。
「好きなこと」を仕事にするには、たくさんの“学び”や“気づき”を、自分から見つけにいくことが大切です。
その旅の中で、“感性”と“倫理”というコンパスが、きっとあなたの未来をナビゲートしてくれるはず。
あなたの中にある「優しさ」や「ひらめき」も、未来のITには欠かせないスキルなんです。
🌐 2030年までに求められるIT人材の特徴
1. 複合スキル型(T型・π型)
- プログラミング言語の習得だけでなく、業務理解力やデザイン思考、倫理観を併せ持つ人材。
- ノーコード/ローコードの普及により、“つくる”より“つなぐ”スキルが重視される傾向に。
2. 営業力・共感力
- 技術を“売る”のではなく、相手の課題を“共に解く”力が求められる。
- 特に生成AIやSaaSの導入支援では、ファシリテーション力やストーリーテリングが重要に。
3. 倫理と感性のバランス
- AI倫理、データガバナンス、サステナビリティなど、社会的文脈を理解し、対話できる人材。
(2025/6/29 UpDate)
🔮 2030年以降に注目されるスキル領域
◆ NFT/Web3
- 必要なスキル:
- トークン設計
- 分散型IDの理解と活用
- オンライン/オフラインでのコミュニティ運営力
- 背景・理由:
- 「所有」と「信頼」の概念が変わりつつある時代。NFTやWeb3の技術は、教育・文化・アート分野において新たな価値創出の基盤になると期待されています。
◆ 量子データ/クオンタム
- 必要なスキル:
- 量子アルゴリズムの基礎知識
- フォトニクスに関する技術理解
- 量子セキュリティに関する知見
- 背景・理由:
- 医療・金融・材料開発などでの応用が急速に進展中。AIとの融合により、まったく新しいデータ解析手法が求められています。
◆ AI × ドメイン知識(専門領域の架橋者)
- 必要なスキル:
- AIトランスレーター(技術と言葉の橋渡し)
- AI倫理設計や社会実装に関する素養
- 業務や組織設計を理解し、技術導入に活かせる力
- 背景・理由:
- 技術そのものだけでなく、AIを“社会のなかで機能させる力”が今後の鍵。現場とAIの間をつなげる人材が重宝されます。
◆ 感性 × IT
- 必要なスキル:
- サービスデザインやUXの設計力
- 文化的メタファーを活かした意味設計
- 教育や社会活動における共創型アプローチ
- 背景・理由:
- テクノロジーを使いこなす時代から、“なぜ使うのか”“誰のために使うのか”を問い直す時代へ。人間中心の体験を翻訳・提案できる力が必要とされます。
“感性のピースがどこかで光る時間”
Hora Lucis Interioris
— 内なる光がそっと点灯する時間
ここは「できること」だけではなく、
「どう感じるか」が見つかる場所。
目に見えない“わたしの得意”や、
“あの時のときめき”を、探しに行こう🌎
Vita Ludens ArsDigitalis Creativa
感性とテクノロジーで、私の未来をデザインする